新宿ファッションフィールド2018 開催レポート



 

第10回目となる新宿ファッションフィールド(SFF)2018は、今回も新宿文化センター大ホールで盛大に開催されました。

今年のテーマは「The graffiti town ~落書きから生まれた世界~」

グランプリは、東京モード学園のCHAN YING YANさんの作品『In the memory 思い出横丁』が見事受賞し、準グランプリは、大阪文化服装学院の渡辺萌さんの『Tokyo down town』が受賞しました。

ファッションショーだけでなく、同時開催されたトークセッションや手づくり雑貨店も、多くの方にお楽しみいただけたのではないでしょうか。

特に、手づくり雑貨店は、年々出店希望の方が増え、45店の出店をいただきました。

ご来場いただいた皆さまやご応募いただいた皆さま、ご支援くださった皆さまには、心よりお礼を申し上げます。

本イベントは、次回2019年11月23日(土・祝)に開催を予定しております。ぜひ、次回もお楽しみに!

 
 

審査結果

 

作品制作部門

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グランプリ

観客賞(デザイナー部門)
観客賞(メイク部門)
観客賞(モデル部門)
In the memory 思い出横丁
CHAN YING YAN
チェン イェン ヤン
東京モード学園
都会の喧騒にひっそりと佇む情緒ある場所。新宿思い出横丁には新宿であることを忘れさせる魅力がある。1枚ずつ重ねたフリルと薄い銅色の素材で花の彩りとそこに集まる人々を蝶のように表現した。
メイク:
徳田 菜穂子
モデル:アンジェリカ モレリ
準グランプリ
Tokyo downtown
渡辺 萌  Watanabe Moe
大阪文化服装学院
日本、世界中から人々が集まる東京・新宿。だれをも受け入れるこの街では、時間・場所によって様々な色を見せる。そんな街の複雑さを何種もの生地や糸を用い、さをり織りにより描き出す。
メイク:和田 未来奈
モデル:塚本 玲奈
 
新宿区長賞
conTORAst
梅林 瑞希  Umebayashi Mizuki
大阪モード学園
警戒色として使われることが多い、黄色と黒。この2色を配色したトラバリケードテープを、落書きのように無数に張り巡らせた服をデザインした。最も人目をひくコントラストで、人々を本能的にひきつける。
メイク:今井 千尋
モデル:西岡 呂良
 
審査員特別賞

観客賞(デザイナー部門)
観客賞(メイク部門)
観客賞(モデル部門)
Antique
多胡 航平  Tago Kouhei
東京モード学園
誰でも一度は書くであろう教科書の落書き。使い古された教科書の落書きにはどこか懐かしく温かい唯一無二の価値観が生まれる。
メイク:テン クァンチン
モデル:平井 マリナ
 
伊勢丹新宿本店賞
武器ではなく、花を
佐藤 真美  Sato Manami
二葉ファッションアカデミー
枯れ果てた地に花が咲き、歴史を塗り替える。黒い生地に花束から着想を得た刺繍を施します。暗い過去であっても、決して忘れてはいけない。
色鮮やかな糸の落書きから覗く黒は、それを表現しています。
メイク:五十嵐 穣
モデル:矢嶋 千代華
   
オカダヤ新宿本店賞
IDEAL & REALITY
中井 美彩  Nakai Misa
名古屋学芸大学
テーマの落書き=理想と考えました。頭に浮かぶ理想の世界はまるで落書きのように曖昧です。普通の柄やシルエットが実は様々な物で出来る騙し絵を使い、新宿で戦う人々の理想と現実、理想像の曖昧さを表現しました。
メイク:野尻 有紗
モデル:今井 桃
 
アッシュ・ペー・フランス賞

ビームス賞
Fantasia
神田 毬乃 Kanda Marino
名古屋学芸大学
物語のきっかけはいつだって落書きみたいな日常の中にありました。誰かが大事に紡いできた物語を、この街を、今わたしが生きているというファンタジー。本のページや壁の落書きをモチーフに表現する新宿という幻想。
メイク:木下 侑身香
モデル:フ ギヒン
 
アバハウスインターナショナル賞
まっすぐな想い
上岡 仁美 Kamioka Hitomi
大阪モード学園
戦争を知らない僕らの「LOVE & PEACE」はただのコトバとしてそこに在って。でも、落書きの様な愛と平和も、僕らが信じて進めばそれは現実となる。僕らの熱くてまっすぐな想いを、赤のストライプ柄で表した。
メイク:尾形 泉美
モデル:藤川 優
シップス賞

ジュングループ賞
擲り書き
川村 真子 Kawamura Mako
大阪モード学園
平和を願い、暴力的に解決することを嫌う。想いを文章としてぶつける作家の「擲り書き」その落書きともいえる荒い文章に人々は賛同し、ムーブメントがうまれる。
メイク:川上 凛
モデル:穐田 優里奈
各賞には商品券と表彰状を授与 グランプリ(30万円)│ 準グランプリ(10万円)│ 新宿区長賞(5万円)│ 審査員特別賞(5万円)│伊勢丹新宿本店賞(3万円)│ オカダヤ新宿本店賞(3万円)│ アッシュ・ペー・フランス賞 アバハウスインターナショナル賞 シップス賞 ジュングループ賞 ビームス賞 (各2万円)│ 観客賞〔作品/モデル/メイク〕(各5千円)

デザイン画部門

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金賞
hand
野沢 梨留 Nozawa Riru
織田ファッション専門学校
私のこの手はこの落書きのような町から手と手を取り合って手をつないで立ち上がり復興していくという思いと、その手の力強さを表現しました。私達の“手”で平和を創造し続けられますようにという願いをこめて。
 
銀賞
吐露
中澤 沙月 Nakazawa Satsuki
国際トータルファッション専門学校
嬉び、悲しみ、痛み、妬み。落書きには人々の心が宿り、今も街の隅で呼吸をしています。内臓をイメージした迷彩柄、シフォン素材、花などの沢山の要素は、落書きの無秩序さと人の思考や感情の複雑さを表しています。
 
銅賞
マインドランド
平野 友愛 Hirano Yukika
名古屋女子大学短期大学部
実際に辿ることができる迷路はスカート裾部分のスタートを現状として、うろこのような希望の種が開花していく様子を表現しました。迷路や三目並べは紆余曲折を経て、完結することなく続く未来をイメージしています。
 
Not停滞!Must前進!
吉山 初音 Yoshiyama Hatsune
岐阜県立東濃実業高等学校
この作品は時代が変わっても決して止まらず前へと進む決意を表しました。地球の誕生から現代までの流れを地層に表し、衣装にデザインしました。様々な変化を遂げながらこれからも前進したいという願いを込めています
 
各賞には商品券および表彰状を授与 金賞(2万円)│ 銀賞(1万円)│ 銅賞(各5千円)

グランプリ審査員(敬称略)

  • 畠山 巧(デザイナー)審査員長
  • 椎野聡(株式会社三越伊勢丹 百貨店事業本部 婦人・子供・学校法人MD統括部長)
  • 村重達也(繊研新聞社 アッシュ編集長)
  • 久保雅裕(アナログフィルター『Journal Cubocci』編集長)
  • 吉住健一(新宿区長)

アパレル審査員(敬称略)

  • アッシュ・ペー・フランス(益子杏子/WALL ディレクター兼バイヤー)
  • アバハウスインターナショナル(齋藤玲緒奈/マーケティング部 部長)
  • シップス(成瀬涼子/販売促進部プレス課 課長)
  • ジュングループ(太田浩司/株式会社ジュン R&D事業部部長)
  • ビームス(犬塚朋子/フェルメリスト ビームス ディレクター)

協賛アパレル各社提供プレゼント

  • アッシュ・ペー・フランス提供  ジェニーファックスの斜め掛けトートバッグ
  • シップス提供  カシミア100%のマフラー
  • ジュングループ提供  アダム エ ロぺのオードトワレロールオン3本セット
  • ビームス提供  「COXCOMB」(コックスコーム)のカードケースと「Pantherella」(パンセレラ)のソックス
  • オカダヤ新宿本店提供  老舗鋏(はさみ)専門店、庄三郎(しょうざぶろう)の裁ち鋏(たちばさみ)
  • アバハウスインターナショナル提供  ABAHOUSE別注BEGG&CO(ベグアンドコー)のグラデーションマフラー

開催概要

日時:
2018年11月23日(Fri.)14:00開演
会場:
新宿区立新宿文化センター 大ホール
テーマ:
The graffiti town ~落書きから生まれた世界~
応募数:
3,089点(総数)
主催:
公益財団法人新宿未来創造財団
共催:
新宿区
協賛:
web_sff_sp
アッシュ・ペー・フランス アバハウスインターナショナル 伊勢丹新宿本店 オカダヤ新宿本店 シップス ジュングループ ビームス
後援:
繊研新聞社 新宿観光振興協会
協力:
東京都服飾学校協会 青山ファッションカレッジ 東京アナウンス学院 イーエスピー学園 東京ビューティーアート専門学校 東京モード学園 文化服装学院 目白大学
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