第11回目となる新宿ファッションフィールド(SFF)2019は、今回も新宿文化センター大ホールで盛大に開催されました。今年のテーマは「40年目のオートクチュール」
グランプリは、大阪モード学園の鉄尾里菜さんの作品『Immature』が見事受賞し、準グランプリは、文化服装学院の福沢大貴さんの『I CAN』が受賞しました。
ファッションショーだけでなく、同時開催されたトークセッションや手づくり雑貨店も、多くの方にお楽しみいただけたのではないでしょうか。
特に、手づくり雑貨店は、年々出店希望の方が増え、多くのご出店をいただきました。
ご来場いただいた皆さまやご応募いただいた皆さま、ご支援くださった皆さまには、心よりお礼を申し上げます。
本イベントは、次回2020年11月28日(土)に開催を予定しております。ぜひ、次回もお楽しみに!
審査結果
作品制作部門
グランプリ |
Immature鉄尾 里菜大阪モード学園 人が一生大切にするものは服になってほしい。クレイジーキルトからインスピレーションを受けデザイン。擦れたり破れたりしても布を重ね縫い、着るたびにオリジナリティー溢れる一着になる。一生を共にできる服を提案。 メイク:栁田 彩佳 モデル:永竹 志帆 |
||
準グランプリ 観客賞(メイク部門) |
I CAN福沢 大貴文化服装学院 非日常を着るオートクチュールから40年経つ現在、あえて日常に目を向け、早朝の新宿に無残に捨てられた空き缶から着想を得て、ゴミ問題を直接的に可視化し、ポイ捨てに対して警鐘を鳴らすデザインにしました。 メイク:入江 愛奈 モデル:ガルシア ルー |
||
新宿区長賞 |
haute couture furisode栂井 香澄大阪文化服装学院 私の考えるオートクチュールとは、たった1つの大切な服、物語のある服です。私にとってのその服は母から貰ったたった1つの特別な振袖です。振袖の柄模様を取り入れて、思い出の服を新しい形で表現しました。
メイク:黄 嘉鍵 モデル:戸﨑 愛海 |
||
審査員特別賞 |
開花ビョン ヨンジン文化服装学院 40年目の歴史を積もる雪の中、開花する花で表現しました。様々な色は今までの作品を、これから開花する昨比を意味します。砂鉄を研究し、今までにない芸術的なオートクチュールを提案します。
メイク:石井 沙樹 モデル:立岩 風佳 |
||
伊勢丹新宿 本店賞観客賞(デザイナー部門) |
Healing劉 暁霞大阪モード学園 張り詰めた日々、仕事を終えた週末は疲れた身体をここ新宿の夜景と大好きな音楽が癒してくれる。聞く場所や奏でる人により変化する音楽、ドレスアップする事で音楽がまた私に彩りを取り戻してくれます。
メイク:ラトナヤカ セリーナ モデル:林 清 |
||
オカダヤ新宿本店賞 |
創造の塊村雲 友美名古屋学芸大学 人々の思いや願いは40年という歳月を経て創造物の塊となった。それぞれの塊はいろいろな色に染まり、時代を彩ってきたことを表し、まだ染まっていない塊はこれから作られる時代に染まるようにという願いを表す。
メイク:高橋 彩美 モデル:山口 りあ |
||
アッシュ・ペー・フランス賞 アバハウスインターナショナル賞 ジュン賞 |
VERY BERRY HAUTE久世 姫菜乃中部ファッション専門学校 女の子らしいベリーをテーマに、昔には無かったコードストッパーをゆらゆらなびかせたデザイン。細かいギャザーやスモッキングをテーマのベリーの赤を用いて、オートクチュールならではの繊細さを表現。
メイク:張 ルーチェー モデル:野中 佳奈恵 |
||
シップス賞 |
Immature鉄尾 里菜大阪モード学園 人が一生大切にするものは服になってほしい。クレイジーキルトからインスピレーションを受けデザイン。擦れたり破れたりしても布を重ね縫い、着るたびにオリジナリティー溢れる一着になる。一生を共にできる服を提案。
メイク:栁田 彩佳 モデル:永竹 志帆 |
||
ビームス賞 |
錯乱森山 未夢東京モード学園 新宿の街並みとそこで生きる人々の思考や感情を、錯乱の言葉の意味と重ね合わせ、様々な柄とディテール、包み込むようなシルエットで表現。喧騒、静寂、錯乱した新宿を紡ぐオートクチュール。
メイク:田中 颯汰 モデル:AHLROS LOOISE ELINA |
||
観客賞(デザイナー部門) (メイク部門) (モデル部門) |
UTOPIACHAN YING YAN東京モード学園 斬新な形状のデザインで街の個性を構成する建造物。新宿は今でも近未来的な都であり、人々を魅了し続ける。鏡のような素材と半透明の生地で未来感のある自由な形状の街を表現した。
メイク:堀江 風花 モデル:Angelica Morelli |
||
観客賞(モデル部門) |
tailored.woman伊藤 悠専門学校 松山ビジネスカレッジ 約40年前に流行したニューヨークファッションのテーラードを元にデザインしました。2種類の襟やロングのタイトスカートなどスーツらしくないデザインで年月が経ち、時代や思考も変わるという意味を込めました。
メイク:大西 莉紗 モデル:鐘ヶ江 うらら |
各賞には商品券と表彰状を授与 グランプリ(30万円)│ 準グランプリ(10万円)│ 新宿区長賞(5万円)│ 審査員特別賞(5万円)│伊勢丹新宿本店賞(3万円)│ オカダヤ新宿本店賞(3万円)│ アッシュ・ペー・フランス賞 アバハウスインターナショナル賞 シップス賞 ジュン賞 ビームス賞 (各2万円)│ 観客賞〔作品/モデル/メイク〕(各5千円)
デザイン画部門
金賞 |
memories坂下 まどか東京服飾専門学校 必要な情報を拾い出そうとする時の記憶同士の絡まり、また記憶の整理を表現しました。私達の生きてきた記憶は時の流れと共に薄れていきます。過去の記憶を懐かしみながらも、私達は今この瞬間の記憶と共に生きていく。 |
|
銀賞 |
Contrast長谷川 光月国際トータルファッション専門学校 歴史が繰り返すなかで街が進化し、綺麗に奇抜に変わっていく。それは同時に地下世界の発達を意味する。色にあふれる地上と色のない地下を繋げるものとして私は、地下世界と植物の共存を提案する。 |
|
銅賞 |
Be connected石川 紗衣花越谷総合技術高等学校 私の作品のモチーフは鞠です。ボディーラインにそって流れる線状の模様とそのつながりによって服の奥深い歴史を表現しました。シルエットは重厚感を持たせ上品に、インパクトと美しいラインが特徴の作品です。 |
|
開花蓑田 佑香里渋谷ファッション&アート専門学校 この40年で新宿の街は、国や性別、年齢を越えて様々な人が共存できる街になったと思います。この街に住む1人1人を「夢」や「希望」「未来」といった意味を持つ花で表現しました。個々の花が生き生きと花開いてほしいと思いを込めました。 |
各賞には商品券および表彰状を授与 金賞(2万円)│ 銀賞(1万円)│ 銅賞(各5千円)
グランプリ審査員(敬称略)
- 畠山 巧(デザイナー)審査員長
- 近藤洋(株式会社三越伊勢丹 執行役員 伊勢丹新宿本店長)
- 村重達也(繊研新聞社 アッシュ編集長)
- 久保雅裕(杉野服飾大学特任教授/『Journal Cubocci』編集長)
- 永木秀人(公益財団法人新宿未来創造財団理事長)
アパレル審査員(敬称略)
- アッシュ・ペー・フランス(益子杏子/WALL ディレクター兼バイヤー)
- アバハウスインターナショナル(齋藤玲緒奈/マーケティング部 部長)
- シップス(中山良子/商品 2 部商品 1 課 WOMENS バイヤー)
- ジュン(太田浩司/株式会社ジュン 執行役員 R&D 事業部 部長)
- ビームス(犬塚朋子/フェルメリスト ビームス ディレクター)
協賛アパレル各社提供プレゼント
- アッシュ・ペー・フランス提供 DE PIED FERME(ドゥ・ピェ・フェルム)のソックス
- シップス提供 カシミアのマフラー
- ジュン提供 NERGY(ナージー)トートバッグとステンレスボトル
- ビームス提供 Ray BEAMS(レイビームス)STELLA&RUBY(ステラ アンド ルビー) のジュエルトーン イヤリング
- オカダヤ新宿本店提供 ソーイングセット
- アバハウスインターナショナル提供 ウール×カシミヤマフラー
開催概要
日時:
2019年11月23日(Sat.)14:00開演
会場:
新宿区立新宿文化センター 大ホール
テーマ:
40年目のオートクチュール
応募数:
2,916点(総数)
主催:
公益財団法人新宿未来創造財団
共催:
新宿区
協賛:
アッシュ・ペー・フランス アバハウスインターナショナル 伊勢丹新宿本店 オカダヤ新宿本店 シップス ジュン ビームス
後援:
繊研新聞社 新宿観光振興協会
協力:
東京都服飾学校協会 青山ファッションカレッジ 東放学園/東京アナウンス学院 東京ビューティーアート専門学校 東京モード学園 文化服装学院 目白大学
Facebook