会津八一短歌 「おしなへて・・・」
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会津八一 - 発行者
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掛軸 - 伝来
「おしなべてさぎりこめたるおほぞらをなほたちのぼるあかつきのくも」会津八一が大正9(1920)年5月、長野県高山村山田温泉を訪れた際詠んだ「山中高歌」(『南京新唱』所載)10首の中の1首。さぎりは霧のこと。当時早稲田中学校の教頭であった八一は、教育のことで悩み健康を損なっていたが、再生するかのように生命感溢れる歌を詠んだ。赤色の紙に墨で書かれ、落款も墨で捺印。字体から歌を作って間もない頃書かれたものと思われる。
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