協働企画展 田辺茂一生誕110年 作家50人の直筆原稿 雑誌『風景』より

この展示は終了いたしました。多数の方のご来場ありがとうございました。

 

協働企画展
田辺茂一生誕110年
「作家50人の直筆原稿 雑誌『風景』より」

 

田辺茂一 (撮影:舟橋聖一)

田辺茂一
(撮影:舟橋聖一)

田辺茂一は昭和2年(1927)、21歳で現在の地に紀伊國屋書店を開業し、本屋を営むという少年時代からの夢をかなえました。書店経営の傍ら、ギャラリーやホールの開設、出版事業への進出、文芸誌の刊行など広範囲にわたる活動を行い、新宿に情報・文化を発信する「場」を生み出し、新宿の文化的気風の醸成と発展に寄与してきました。
昭和35年(1960)に刊行された『風景』は、割引販売のできない書店のサービスとして田辺が考案し、舟橋聖一を中心としたキアラの会が編集し発行した雑誌で、来店者に無料で配布されていました。小冊子でありながら文芸誌としての体裁を整え、川端康成、三島由紀夫、大江健三郎、司馬遼太郎、宇野千代など当時の文壇を代表する豪華な作家が誌面を飾っています。
本展示では、田辺茂一と紀伊國屋書店が新宿の文化発展に果たした役割を紹介するとともに、『風景』に寄稿した作家の中から50人の直筆原稿をご覧いただき、誌面からはうかがい知れない作家の息遣いや創作の軌跡を感じていただきます。(
出品目録

 

 作家50人の直筆原稿 
阿川弘之 有馬頼義 有吉佐和子 石原慎太郎 五木寛之 井上靖 茨木のり子 井伏鱒二 宇野千代 江藤淳
遠藤周作 大江健三郎 大岡信 岡本太郎 海音寺潮五郎 川端康成 北原武夫 草野心平 黒岩重吾 幸田文
佐多稲子 里見弴 司馬遼太郎 子母沢寛 瀬戸内晴美 高見順 立原正秋 立松和平 田辺聖子 田辺茂一
谷川俊太郎 田村泰次郎 壺井栄 中上健次 中村光夫 埴谷雄高 舟橋聖一 星新一 堀田善衞 松本清張
三島由紀夫 武者小路実篤 村上元三 村山知義 森茉莉 八木義德 山崎豊子 吉屋信子 吉行淳之介 渡辺淳一
(50音順)

チラシ表 PDF 345KB
チラシ裏  PDF 991KB

 

【会 期】 5月16日(土)~7月5日(日)
【時 間】9:30~17:30(入館は17:00まで)
【会 場】新宿歴史博物館 地下1階 企画展示室
【休館日】5月25日(月)、6月8日(月)・22日(月)
【観覧料】一般300円(常設展とのセット券は500円)、中学生以下無料
【主 催】公益財団法人新宿未来創造財団 新宿区立新宿歴史博物館
【協働企画】株式会社紀伊國屋書店
【共 催】新宿区・新宿区教育委員会
【協 力】日本通運株式会社、損害保険ジャパン日本興亜株式会社

 


関連イベント

記念講演会1 「1960年代・新宿の記憶」あのころの新宿の街と人の記憶を語りつくす 
【日時】 5月23日(土) 14時~15時30分 【講師】嵐山光三郎(作家)
    要申込み ※詳細はこちら

記念講演会2 対談「『風景』と文芸誌の昭和」元文芸誌編集長と雑誌読み巧者が縦横に語る
【日時】5月30日(土)14時~15時30分 
【講師】大村彦次郎(作家・評論家)・坪内祐三(文芸評論家)
    要申込み ※詳細はこちら

記念講演会3 「新宿とともに ~田辺茂一と紀伊國屋書店のこれまで、これから~」
【日時】 6月7日(日) 14時~15時30分
【講師】 高井昌史(株式会社紀伊國屋書店代表取締役社長)
    要申込み ※詳細はこちら

 

れきはくカフェ
珈琲等のサービスをします
【日時】6月6日(土)・6月20日(土)・7月4日(土) 10時~15時
【会場】新宿歴史博物館 地下1階ホワイエ
【定員】各日とも先着100名
【料金】無料(ただし展覧会の観覧券または半券が必要)
【申込】不要。直接会場にお越しください。

ギャラリートーク
展示について、担当学芸員が解説します。
【日時】会期中毎週土曜日 13時~13時30分
【料金】無料(ただし、展覧会観覧券または半券が必要)
【申込】不要。新宿歴史博物館 地下1階企画展示室前集合