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所蔵資料展 「新宿の遺跡２０１９ [特集] 尾張徳川家戸山屋敷とその周辺」
現在、新宿区内には１５０を超える遺跡が登録され、年間１０件ほどの発掘調査が行われています。この中には、若松町で見つかった二万年以上前の石器の製作址（せいさくし）、四谷三栄町や中落合四丁目に営まれていた縄文時代の集落、神田川を臨む下落合二丁目で発見された弥生時代の有力者の墓など原始・古代の遺跡があります。さらに、江戸時代では尾張徳川家の上屋敷（市谷本村町）をはじめとする大名屋敷跡、信濃町や白銀町の旗本屋敷跡、若葉三丁目や南元町の町屋跡の遺跡があります。本展は、近年区内で行われた発掘調査の中から、特に貴重な発見のあった発掘調査地点の成果を紹介します。
また、「特集 尾張徳川家戸山屋敷とその周辺」では、現在の戸山一丁目から三丁目に位置していた尾張徳川家の下屋敷（戸山屋敷）にスポットをあてます。広大な庭園を有するこの屋敷には、十一代将軍徳川家斉をはじめ諸大名が訪れました。これまで行われた行われた発掘調査では、大泉水や龍門滝、ぼたんを育てた花壇など往時（おうじ）を偲ばせる痕跡が発見され、尾張徳川家下屋敷の様子が次第に明らかになっています。
【会 期】 平成31年2月23日（土）～5月12日（日）
【時 間】9:30～17:30（入館は17:00まで）
【会 場】新宿歴史博物館 地下1階企画展示室
【休館日】2月25日（月）、3月11日（月）・25日（月）、4月8日（月）・22日（月）
【観覧料】無料
【主 催】新宿区・(公財)新宿未来創造財団
【共 催】新宿区教育委員会
【問合せ】新宿歴史博物館 学芸課 03-3359-2131
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- 染付鶴文中皿（南榎町遺跡3次調査）
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- 伝尾張徳川家戸山屋敷所用三つ葉葵紋鬼瓦（当館蔵）
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- 色絵獅子耳筒口形花生（尾張徳川家下屋敷跡6次調査）
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- 「御堀｣調査風景（尾張徳川家下屋敷跡11次調査）
関連イベント
関連連続講座（要申込）
「尾張徳川家戸山屋敷とその周辺」
【日 時】平成31年2月24日、3月3日・10日の日曜日（全3回） 14:00～16:00
【講 師】谷川章雄（早稲田大学教授、新宿区文化財保護審議会委員）他
ギャラリートーク
担当学芸員による展示解説
【日 時】会期中毎週土曜日 13:00～30分程度
【料 金】無料
【申 込】不要。新宿歴史博物館 地下1階企画展示室前集合
