林芙美子は、昭和5年(1930)から亡くなるまでの約20年間を落合で暮らした新宿ゆかりの作家です。
旅を愛し、詩を心の拠り所とし、「吾古里(わがふるさと)」を希求し続けた47年の生涯は、限りない向上心と文学への執着をもって前進する「旅」そのものでした。
本展では、友人で作家の井伏鱒二がパリ滞在中の芙美子へ送った書簡の一節「心をシャンとして、旅人で、詩人で、傑作書きで、けなげに日本にお帰り下さい」から、「旅人・詩人・傑作書き」をキーワードとし、多面的な視点から作家としての実像に迫ります。
芙美子にとって旅は、生きるため、そして書き続けていくためのもの、詩は、「心の独白」を表現するためのものでした。逆境の中で自分を見失わず、時代に向き合いながら作品を書き続け、激動期を逞しく駆け抜けた稀有な作家です。
遺された原稿類、書簡、初版本、遺愛品、写真、そしてふるさと落合での暮らしを通して、林芙美子の旅と詩と作品をご紹介します。
9月30日、10月14日・28日、11月11日・25日いずれも土曜日
13:00~(約30分間)
申込み不要
【日 時】10月29日(日) 14:00~16:00
【会 場】新宿歴史博物館 2階講堂
【講 師】小池昌代(詩人・作家)
【定 員】90名(多数抽選)
【料 金】1,000円(展示観覧料込)
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【日時】11月3日(金祝)14:00~15:00
【場所】新宿歴史博物館 2階講堂
【講師】井上荒野(作家)
【定員】90名(多数抽選)
【料金】1,000円(展示観覧料込)
詳細はこちら
【日 時】11月11日・18日・25日のいずれも土曜日 14:00~16:00
【会 場】新宿歴史博物館 2階講堂
【講 師】
11月11日(土)平浩一(国士舘大学教授)「文学史と林芙美子、周辺の作家たち」
11月18日(土)村岡恵理(作家・村岡花子ご令孫)「村岡花子と林芙美子、当時の女流作家たちについて」
11月25日(土)紅野謙介(日本大学元教授)「林芙美子の栄光と孤立」
【定 員】90名(多数抽選)
【料 金】全3回2,500円 ※単回受講不可
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